Takのお勧め展覧会&美術館

財団法人

藤田美術館

大阪の旧男爵・藤田傅三郎氏と、嫡子平太郎氏(大阪工業会初代会長、貴族院議員)、次男徳次郎氏の3人によって
明治から大正にかけ収集された、東洋美術品(収蔵品5000点以上)を公開する美術館です。
収蔵品のうち、9件が国宝・50件が重要文化財・2件が重要美術品に指定されている充実ぶりです。

常設の展示ではなく、「春季展」「秋季展」とテーマを決め、年に2回コレクションの一部を公開しています。
(平成13年度は、春季展3/20〜6/10  秋季展9/22〜12/9 )

「美術館」と名は付いていますが、他の美術館とは様相を異にしていて、藤田邸内にある古い蔵を改造して展示室が
作られており、中は一階と二階にわかれていて、展示品もテーマを変えてそれぞれの階に展示してあります。
ほのかな電灯のあかりと、蔵の窓から射し込む自然光によって独特の雰囲気を醸し出しています。
また、私が訪ねた日は、開かれた蔵の窓から入ってくる秋風が快く、他では味わう事のできない、ここならではの
魅力に充分触れることができました。

つい、長居をしてしまいたくなる展示室です。

場所はJR東西線・大阪城北詰駅・3番出口から出てすぐです。3番出口を出て、左に藤田邸の塀がありますので、
それに沿って歩いていくと「太閤園」という結婚式場の正面に美術館入口があります。

・住所……534−0026
       大阪市都島区綱島町10番32号

・電話……06−6351−0582
・FAX……06−6351−0583

・休館日…月曜日

・開館時間…午前10時〜午後4時半

・料金……大人800円

美術館正面(右に見える白い壁の建物が展示室)

  蔵を改造して作られている展示室
 

国宝 曜変天目茶碗

そして、藤田美術館と言えば・・・
              大名物

曜変天目(ようへんてんもく)茶碗は現存するものが、世界に3つしかないと言われています。
作られたのは中国(南宗時代)ですが、中国初め世界中のどこにもなく、現存する3つ全てが日本にあります。

一つは東京の静嘉堂美術館。もう一つは京都大徳寺竜光院。
そして、ここ大阪藤田美術館です。(全て国宝です。)

一般に、黒いうわぐすりかかった焼き物の総称として「天目」と日本ではよばれています。この名は日本でつけられたそうで、広く欧米でもこの「天目」という名で親しまれています。
種類や産地、時代など様々ですが、そのも文様などから「油滴天目」
「木の葉天目」「禾目天目」などがあります。
その中でも「曜変天目」は内部の漆黒の釉面に結晶によって大小様々な斑紋が一面に現れ、その周りが瑠璃色の美しい光彩を放っているのが特徴です。
これらの文様は窯の中での偶然のの変化(窯変)によってできるものだそうです。

私は静嘉堂の曜変天目も以前観ましたが、ここ藤田美術館のものとは、また文様の出かたが違います。どちらもそれぞれに妖しげな魅力を放っている茶碗だと思います。

尚、藤田美術館では約5年に一度の割合でこの曜変天目を公開しています。とすると次回は2006年?!


戻る   HOME

国宝 曜変天目茶碗 南宗時代
                (12〜13世紀) 

(リンク)